乳酸菌や発酵食品の機能解析の共同・受託研究を行っております。
弊社CEOは東海大学で乳酸菌の研究を行っている現役の大学教員です。これまでのノウハウを最大限に活用し、乳酸菌や発酵食品の機能性解析などを行います。自社製品の機能性評価のほか、共同で研究を行い、ご一緒に研究開発が可能です。もちろん、受託として研究の丸投げも可能です。知識がなくても心配いりません。Web面談を行い、ご希望に応じて最適な方法をご提案します。
抗酸化、免疫賦活作用、抗炎症作用、抗糖化作用などのほか遊離アミノ酸分析や成分分析などさまざまな機能を解析可能です。例えば、未利用資源や廃棄する食材の発酵など、新しい商品に繋がる研究をご相談しながら実施いたします。
また、自社のオリジナル乳酸菌を単離したい場合の受託研究も受け付けております。

自社オリジナルの乳酸菌の単離
乳酸菌の単離実績20年以上のキャリアを活かして自然界からオリジナル乳酸菌を単離します。単離した菌は自社オリジナルの乳酸菌としてサプリメント等様々な用途でご活用いただけます。
プラン名 | 概要 | 価格 |
1️⃣ お試しプラン | 乳酸菌単離、グラム染色、カタラーゼ試験。 | 10万円〜 |
2️⃣ ベーシックプラン | 乳酸菌単離、グラム染色、カタラーゼ試験、16S rRNA遺伝子配列による同定 | お問い合わせください |
3️⃣ 単離保証付きフルパッケージプラン | ベーシックプランに加え、最低15菌株の単離保証プラン。機能性解析などを行う場合にはこちらがオススメ。 | お問い合わせください |
4️⃣ 単離から機能性解析までの全部丸投げプラン | お問い合わせください |
その他、サンプル追加、単離保証など各種オプションあり。


機能性評価
ニーズに応じて様々な機能性評価が可能です。乳酸菌のみならず、様々な食品の機能性を評価をいたします。
抗酸化試験
私達は酸素呼吸によってエネルギーを得ていますが、その過程で活性酸素が生成されます。活性酸素は適量であれば免疫応答や細胞シグナル伝達に必要ですが、過剰になると細胞膜やDNA、タンパク質を酸化し、老化やがん、生活習慣病の原因となります。この酸化ダメージを防ぐ物質が抗酸化物質です。食品から抗酸化物質を摂取することで、体内の酸化ストレスを緩和し、健康維持や老化予防に役に立ちます。
抗酸化試験では、DPPHやABTSラジカル捕捉能を測定することで、食品等の抗酸化力を評価します。
免疫賦活化試験
免疫はバランスが必要です。病原菌やウイルスへの感染時には素早く反応し(急性炎症)、その後炎症が速やかに収まるのが理想です。乳酸菌は病原菌やウイルスと異なり、過度な炎症応答は行わず、「適度」に免疫を刺激し、免疫力を高めてくれる働きがあります。
免疫賦活化試験では、マクロファージ細胞にサンプル(乳酸菌、発酵食品、その他の食品・成分)を添加した際に、賛成される一酸化窒素(NO)やサイトカイン(免疫応答に関わるタンパク質)を測定し、免疫を活性化する力を評価します。
下記の抗炎症試験と同時に行うとより多面的な機能を見ることができます(免疫調節作用)。
抗炎症試験
炎症とは、体が「異常を見つけたときの反応」です。例えば、切り傷ができたり、細菌やウイルスが入ってきたりすると、体は「炎症反応」を起こして修復や防御をします。これが急性炎症で、通常は原因が取り除かれれば数日〜数週間で収まります。ところが、炎症が長引いて何カ月、何年も続いてしまうことがあります。これを「慢性炎症」といいます。慢性炎症は糖尿病、動脈硬化、認知症など多くの生活習慣病の原因になると言われており、普段の食生活において予防していくことが重要になります。
抗炎症試験では、事前にサンプルをマクロファージ細胞に添加後に、過剰な免疫応答を引き起こす物質(大腸菌由来の免疫刺激物質)で刺激した際に起こる免疫応答を抑えることができるかを試験します。
上記、免疫賦活化作用と同時行うとより多面的な機能を見ることができます(免疫調節作用)。
抗糖化試験
糖化とは、糖とタンパク質が非酵素的に結合してAGEs(終末糖化産物)を生成する反応です。AGEsは血管、皮膚、腎臓などの組織に蓄積し、動脈硬化や糖尿病合併症、肌の老化の原因となります。食事による糖化抑制はアンチエイジングや生活習慣病予防に重要です。
抗糖化試験では、サンプル添加により、タンパク質のAGEs化がどの程度抑えられるかを試験します。
その他の試験
その他、動物実験などご希望に応じてご対応可能です。まずはお気軽にご相談ください。

成分分析
乳酸菌や食品の機能性評価において、菌数や乳酸菌が作り出す物質を評価することは非常に重要です。
項目 | 内容 |
生菌数測定 | 発酵食品の乳酸菌数をカウントします。 |
菌体外多糖(EPS) | 乳酸菌が作り出す菌体外多糖は、免疫調節作用、抗酸化作用、ビフィズス菌の増殖促進作用など様々な効果が知られています。また、食品への粘性付与や離しょうの抑制にも活用できます。本項目では菌体外多糖を乳酸菌から抽出・精製し定性・定量を行います。 |
GABA(ギャバ) | GABA(ギャバ)は血圧低下作用、睡眠の質改善作用などの機能性が知られています。乳酸菌にはGABAを産生する菌も多く、発酵による付加価値の創出に繋がります。本項目では乳酸菌培養液まはた発酵物のGABAを定量します。 |
アミノ酸 | アミノ酸は私達の体を作るタンパク質の構成成分であり、旨味等の呈味性にも影響します。本項目では食品や発酵食品に含まれる遊離アミノ酸を定量します。 |
ポリフェノール | ポリフェノールは抗酸化、抗炎症、抗糖化に関わる機能性成分であり、細菌では腸内環境を整えるプレバイオティクスとしても注目されています。本項目では、食品中からポリフェノールの抽出し、HPLCにより定量します。 |
菌体表層タンパク質 | 乳酸菌の菌体表層に存在するタンパク質は、腸管付着性や免疫応答など様々な機能性を有しています。本項目では乳酸菌を培養し、集菌後、表層タンパク質を抽出し、その量や種類などを検査します。 |
その他、様々な成分の分析が可能です。お気軽にご相談ください。

各種プラン
単独での解析よりお得なパッケージプランを用意しています。また、将来の協業に繋がる共同研究では特別ディスカウント価格にて実施いたします。
項目 | 内容 |
単独解析プラン | それぞれ単独でお申し込みいただくプランです。価格はお問い合わせください。 |
【オススメ】免疫調節機能解析プラン | 免疫賦活化作用と抗炎症作用の両面を解析し、乳酸菌や食品の持つ免疫調節作用を解析するプランです。 |
乳酸菌が産生する機能性物質解析プラン | 乳酸菌が作り出す菌体外多糖(EPS)、GABA等を分析するプランです。単独プランよりお得に解析可能です。 |
